数値でみる川崎と高津No.35 シリーズ 過労死ラインにある教職員〜「勤務実態調査」 川崎市議会議員 ほりぞえ健(けん)
4月、「川崎市教職員の勤務実態調査」の結果速報が公表されました。従来から、教職員の長時間勤務の問題が指摘されてきましたが、実態調査は初めてです。
下記のグラフは、教職員の学内勤務時間から正規の勤務時間である7時間45分を引いた「超過勤務時間」を示したものです。これによると、中学校教諭は平日3時間38分、休日3時間50分、小学校教諭でも平日2時間55分、休日24分となっています。1か月の勤務時間に換算すると、中学校教諭の月間残業時間は約111時間、小学校教諭で約66時間となります。
一部の教職員だけでなく、教職員全体の平均残業時間が、月間80時間の過労死ラインにあるという驚くべき結果でした。子どもたちの人間形成の基礎を担う義務教育課程において、教職員の絶対数が明らかに足りていない現状は、早急に改善しなければならないと、私は思います。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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11月15日