グルメ系回転寿司の日本一を決める「第5回全日本回転寿司MVP選手権」(一般社団法人日本回転寿司協会主催)が6月末に都内で開催され、「まぐろ問屋三浦三崎港マルイファミリー溝口店」の店長、増田裕士さん(35)が総合優勝した。
増田さんは「憧れの舞台。優勝できるとは思わず驚きでした。応援してくれた会社やお店のスタッフみんなの期待に応えられて嬉しい」と話す。
同選手権は、技の正確性や美しさ、接客技術を競い、回転寿司職人の日本一を決める。今回は全国から16人が出場した。
巻物3本、まぐろ5皿、サーモン5皿、軍艦2皿など、時間内に仕上げるにぎり審査と接客技術を見るパフォーマンス審査で競われた。増田さんはパフォーマンス審査で「メバル」の知識と「高齢夫婦が来店しノドに詰まらせた時の対応」を実践。特に体調が悪く倒れこむ客への対応が高く評価され、パフォーマンス部門で1位となった。増田さんは「お客様が何を求めているのか考えることがおもてなし。普段の店での経験がいきた」という。
「伝統も進化も大事」
増田さんは19歳から寿司職人の世界に入った。「伝統を守りながら、新しい挑戦もでき、お手頃な価格で提供できる」とグルメ系回転ずしの魅力を語る。西洋野菜と合わせた寿司や写真映えする盛り付けなど新しい挑戦も試みている。「365日、寿司のことを考えている。寿司は世界で認められる日本料理。そこに携われるのは嬉しい」と話した。
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