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アップコン株式会社 「高津の誉れ」これからも “日本一の職場”生みの親 松藤 展和社長インタビュー
区内・坂戸にある国内最大級の開発施設「かながわサイエンスパーク」(KSP)で建設業を営む「アップコン株式会社」(松藤展和代表取締役)。同社は先ごろ「働きやすく生産性の高い企業・職場」として厚生労働大臣表彰を受賞。さらに「安全衛生優良企業」「健康経営優良法人」としての認定も受け「働きやすさ三冠」を達成。文字通り“日本一の職場””高津区の誉れ”として本紙でも紹介した(4月12日号・既報)。そこで今回は、令和の幕開けにあたり松藤社長にインタビューを行い、新元号の下でさらなる発展が期待される同社の描く企業展望などを聞いた。
社名の由来は?
本紙では今春”日本一の職場”という切り口で御社を紹介させて頂きました。その際はあまり触れられなかったので改めて伺いたいのですが、そもそもアップコンはどんな企業なのでしょうか?
松藤 地震や地盤沈下などが原因で建物の床が傾いたり、たわんだりしてしまった場合に、ウレタン樹脂という素材を地中に注入し、その発泡圧力で建物を壊すことなく修正する技術などで社会に貢献している会社です。「コンクリート床を持ち上げる=アップコン」という訳です。以前はこうした床面トラブルについて、コンクリートを全面的に打ち替えなければならず費用等の負担も大きかったのですが、当社では工期を約10分の1に短縮。工場や店舗であれば操業(営業)を休まずに施工を完了する事ができるので、多くの方々から大変喜ばれています。
なぜKSP?
なぜKSPに拠点を?
松藤 私自身が川崎の人間ということもありますが、さらにKSPではこうした技術施工のみならず、研究・開発も同時進行できる点が大きなメリットだと考えます。当社では「ウレタンを活用した多岐にわたる事業展開」と「新しいウレタン素材の開発」という2つのテーマの下、複数のプロジェクトを立ち上げ市場開拓を図るビジネスプランを構築しています。
近年、奏功した例では、車両の進入ができない農業用水路トンネルの壁面などを補修する「FRT工法」という技術を確立。
狭い現場で短工期・低コストの施工を実現するため必要不可欠だったコンパクトなバッテリーの開発については同じ高津区にある近藤工芸様の力添えを仰ぐ事ができました。
地元の技術力の高さを示す好例ですね。
松藤 そうですね。このバッテリーをはじめ、ウレタン樹脂を混ぜたり地中に高圧で注入する機材など一式は、当社のトラック1台ずつに搭載されており、高津区を拠点に日々、全国を奔走しています。とりわけ地震の被災地などでは工場や住宅の地盤沈下によって傾いてしまった床の修正などに力を発揮しています。
もし今後「ニッポン上げろ!」のメッセージのついた青いトラックをみかけたら「アップコンが、全国津々浦々、どこかの沈下修正に行っているのだな」と、応援してもらえればと思います。
日本一の反響大
”日本一の職場”の由来となった「働きやすさ」についてお聞かせ下さい。
松藤 厚生労働大臣から受賞した「働きやすく生産性の高い企業・職場」に加え「安全衛生優良企業」「健康経営優良法人」としての認定も重なり結果的に「日本一」と評して頂いたことは大変嬉しく思っています。当社は「健康第一」「安全第一」
「家庭第一」を理念に、最寄りの溝口駅からバスやエレベーターを使わずに出社するとご褒美がもらえる「健活ポイント制度」などを導入。ほかにも社員の健康増進のために様々なアイデアを採用しています。その結果「健康経営」を手掛ける企業イメージが受け入れられ、新卒採用などの場面で好影響を及ぼすなど各方面から想像以上の反響がありました。
これらの取り組みや、当社の社風をタウンニュース読者に知ってもらうため今後「アップコン通信」(仮称)という定期コラムを毎月1回、この高津区版の紙面に掲載して頂ける事になりました。
「市民に誇ってもらえる企業に」フロンターレの支援継続、主催ゲームも久本小に技術投入
地域貢献については、どうお考えでしょうか? 松藤 私は常々、川崎市を「150万の市民が誇りに思える街」にしたいと考え、そんな地元の方々にとって当社も「誇ってもらえる企業」でありたいと願っています。
公共工事などに多く携わる建設業というカテゴリーの会社ですので、普段はなかなか親しみを感じてもらえる機会も少ないかも知れませんが、そんな中でも「ナテルン」という独自素材を用いた芝生化については、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、どういったものですか?
松藤 先ほどお話したプロジェクトなどを経て開発されたウレタン樹脂の土壌改良材で、保水性や透水性、クッション性に優れている特殊素材です。この「ナテルン」を土壌として芝生化を図った場合、メンテナンスの手間が大幅に軽減されるのが大きな特長の一つ。高津区や近隣エリアでは久本小学校の中庭や、橘高校の陸上トラックの一部などで採用されています。学校校庭の芝生化については、施工後の手入れがネックとなり二の足を踏まれるケースが多々見受けられますが、当社の技術は、こうしたデメリットもなく「川崎ものづくりブランド」に認定されているほか特許も取得しています。前出の久本小学校では既に導入後、10年が経過し当時の事情を知る人も少なくなってきていることから、今月改めて「ナテルン」の取り扱いなどについてご説明に出向く予定となっています。
本紙読者招待も
地元の「川崎フロンターレ」のスポンサードも継続されているとか?
松藤 ええ。「ナテルン」での校庭芝生化事業などに関連し、スポーツにおいて、選手の足や腰の負担を軽減する効果も期待できることから、サッカーなどのグランドにも展開できないかと模索した結果、2014年から川崎フロンターレ様とスポンサー契約を締結。メーンスタンドの一角に広告看板を掲出しているほか、とりわけ今シーズンは初めて当社主催による「エキサイトマッチ」も実施させていただく予定となっています。詳細については決まり次第、このタウンニュース紙上にて広報させていただくほか、読者の方々への入場券プレゼント企画なども予定しておりますので、ぜひご期待ください。
令和の幕開けにあたり、社員一丸となり「高津の誉れ」であり続けられるよう精一杯努めて参ります。どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。
アップコン株式会社
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11月22日
11月15日