近年、食生活の多様化などで米離れが進む中、お米の良さを伝えようと、区内在住の料理家でごはんソムリエの認定を受ける谷りりさん=人物風土記=と宿河原の小島米店が「お米教室」を先月、高津市民館で開催し、20人が参加した。
当日、参加者は精米方法や米の種類、米の収穫から販売するまでの流通過程を学び、鼻をつまみながら味の食べ比べする「利き米」に挑戦。
谷さんが教えるおむすびワークショップでは、山形県産つや姫と有明海苔で参加者がおむすびを握った。「左手でしっかり土台と壁を。右手はそっと屋根を作るように」と谷さんのアドバイスを聞きながら、幼児から大人まで、鮭、たらこ、柿の種、チーズなどの具材でおむすびを握り試食した。
谷さんは消費者として、同店店主の小島晃さんは米販売店として地域で米の食育活動に積極的に取り組んでいる。二人は一昨年に知り合い情報交換などをする仲。今回のイベントは「若い世代に米の良さを伝えていきたい」という小島さんに、谷さんが協力し実現した。
谷さんは「お米屋さんは精米技術が素晴らしく品質を見極めるプロ。お米の美味しさを知ってもらい、もっと地域のお米屋さんに足を運んでもらえれば」と話した。
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