冠婚葬祭で身近だが、仏教の教えを学ぶ機会は意外と少ない。仏教を学びたい人に向けた仏教講座が5月4日、久本の大蓮寺(大橋雄人住職=人物風土記=)で行われ、地域住民36人が参加した。
講師を務めたのは、インド部派仏教を専門とする石田一裕さん。世界や日本の仏教徒の数や多宗教と比較しながら仏教の特徴を紹介した。
「普段の行いが次の世の自分の在り方を決めるというのはとても仏教的な考え方」と石田さん。さらに大ヒットアニメ映画主題歌『前前前世』を例に「この歌詞に違和感がないのは、前世、現世、来世がある輪廻の考え方が、生活の中で自然に身についているということ」と解説すると、参加者からは「身近な歌が仏教につながりわかりやすかった」という声が聞かれた。
主催した大橋住職は「仏教を学びたいという声を聞いて開催したもの。初めてだったが多くの方に興味を持ってもらえたのは嬉しい」と話した。
同講座は全4回。次回は7月6日に行われる。
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