数値でみる川崎と高津 No.78 シリーズ 過労死ラインの学校現場 みらい川崎市議団 ほりぞえ健(けん)
長引くコロナ禍は、私たちの社会の課題を改めて明らかにしました。その一つが、学校現場における長時間残業です。
先ごろ川崎市の教育委員会が発表した調査結果によると、学校が通常運営に戻った昨年6月から本年3月までの期間、教員全体の約半数が月45時間以上の時間外在校を行っていました。
とくに中学校では、四分の一の教員が月80時間以上の超過在校となっており、これは過労死ラインを超えていることを意味します。
この間、事務支援員の配置をはじめ、様々な対策を講じてきたことで、教員が子どもに向き合う時間が増加するなど、一定の効果は出ています。しかし、長時間勤務の解消はほとんど進んでいません。
子どもたちの人間形成の基礎を担う義務教育課程において、教職員の絶対数が明らかに足りていない現状は、早急に改善しなければならないと、私は思います。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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11月15日