ダンス&ボーカルグループ「EXILE」メンバーで川崎市市民文化大使を務める 松本 利夫さん 川崎市出身 46歳
「川崎愛」胸に前へ
○…「地元を知りたい」との思いから川崎応援プロジェクトと銘打ち、「川崎利夫」名義で動画配信を始めて1年。念願の市民文化大使に就任し、今月発行の市勢要覧では市長と対談した。「お互いに川崎愛を持って語りあえた」とにっこり。「ストリートカルチャーに寛大で、市として受け入れているのが素晴らしい。一緒に応援できたら」と意気込む。
○…高津区出身。子母口小、東橘中を経て麻生高校へ。16歳の時にダンスに興味を持ち、友人との出会いでどっぷりはまった。見よう見まねの独学で仲間と没頭し、宮前区役所のガラス張りの広場で夜な夜な練習に励んだことも。一番の転機は、アルバイトでお金を貯めた20歳での渡米。「本場ニューヨークの人や文化、熱量に圧倒された」。ヒップホップカルチャーにのめり込み、帰国後クラブやイベントに出る中で認知が広がり、EXILE創設メンバーとしてデビューした。
○…2015年にパフォーマーは卒業。俳優としても活動の場を広げ仕事に打ち込む日々は息子の誕生で一変。子どもに会いたい思いが膨らみ、家庭との両立に悩む子煩悩なパパに。「両方100%を注ぎたいけど難しい」。現在5歳の息子と夫婦で近所の公園やプール、恐竜展へ出かけるなど休日の過ごし方も変わった。「親の方が楽しんでいる」と笑顔だ。
○…40歳を過ぎ先を考えた時、自然と地元に目が向いた。母に会いに帰る度、生まれ育った風景を心地よく感じる。目標は偉人たちに並び川崎に自身の銅像が立つこと。「目標はバカにされるくらい高い方がいい。その方がずっと頑張れる」。EXILEを100年残したいというもう一つの夢も。「いつか息子が入ってくれたら」。願いを胸に歩みを進める。
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11月22日
11月15日