溝口エリア初のクラフトビール醸造所「みぞのくち醸造所」が今月オープンした。地名を冠したオリジナルブランド「ノクチビアーズ」の製造も開始し、地域のにぎわい創出やコミュニティづくりを目指している。
みぞのくち醸造所は、高津区内を中心に飲食店経営やプロデュースを手がける(株)ローカルダイニング(溝口/榊原浩二代表取締役)が運営する。NTT溝ノ口ビルをリノベーションし昨年開業した複合施設「BOIL」1階に、5月2日にオープンした。「地域の人々と一緒に育てていきたい」との思いから、溝口の名前にちなんだ「ノクチビアーズ」も開発。来店客の声を取り入れて常に改良を続け、味わいを進化させていくという。醸造責任者の安川雅志さんは「地元の素材も使っていきたい」と話す。
店内には5つのタンクを設置する醸造所と飲食ができる「タップルーム」を併設。全国のこだわりの食品が並ぶ「マーケット」で取り扱い商品を募集するほか、出店スペースも用意する。「ローカル」の社名の通り地域密着を掲げる榊原代表は「創業地の溝口を拠点に、子どもも大人も幅広く集える地域のアイコンになる場になれば。皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と思いを語る。今後は、BOILを運営する(株)NENGOと連携し、施設を活用した地域向けイベント等も検討していきたいとしている。
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