全国各地で参加申し込みが殺到するなど、人気のごみ拾いイベント「清走中」が2月19日に溝口エリアで開催された。この日集まったごみは約70キロ。楽しみながら街の美化に貢献した参加者達は達成感に包まれていた。
この催しは、トングやゴミ袋を「武器」に見立て、落ちているペットボトルやたばこの吸い殻などを「捕獲」。その種類や重量をチーム単位で競い合うというもの。区内での開催に際しては申込みが殺到し、抽選で選ばれた210人が参加した。
イベント中は、単にごみを拾うだけでなく「Gommy(ゴミ―)」と呼ばれるポイントの獲得を目指すミッションもあり、ゲームは白熱。ごみの量を2倍に換算してくれる「じゃんけんバトル」や「指定場所での写真撮影」「高難易度の計算問題」といった関門が用意され、参加者たちは飽きることなく楽しみながら溝口エリアの清掃活動に勤しんでいた。
収集量「成人男性1人分」
この日、約2時間のイベントを経て集まったごみの総重量は約70キロ。これは「30代の成人男性の平均体重」にも相当し、参加者はその量に驚いた様子。「まちが汚れていることに(改めて)気づいた」などといった感想が聞かれた。
また清掃活動終了後、ポイント獲得上位チームには賞品として地元の名産品などが贈られた。さらにこの日のごみは分別後「リサイクル処理施設に運ばれ新たな製品に生まれ変わる」といった過程も説明され、エコや環境について皆で考える場面も。主催の富士通株式会社の関係者は「川崎市は、CO2の削減に力を入れており、協力頂いた企業も環境のために色々と取り組んでいます。このイベントをきっかけに楽しくエコを考える機会になれば」と語った。
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