区内坂戸「かながわサイエンスパーク」の西棟にある県立川崎図書館(【電話】044・299・7825)が「家庭用ゲーム機」をテーマにした企画展を開催。昔懐かしいテレビゲームの実機から、ものづくりの矜持を示そうというユニークな展示に40代以上のファンが多く足を運ぶなど、話題を集めている。
同館入り口横の「ものづくりギャラリー」で、今月8日から始まっているこの催しは今年、家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が発売から40年を迎える事にちなんで企画されたもの。
元々このスペースでは所蔵資料に興味を持ってもらうことなどを目的に様々な企画展を実施しており、今回は親しみやすい「家庭用ゲーム機」というテーマが選ばれた。
ファン垂涎の展示も
展示は、家庭用ゲーム機の中でもテレビにつないでプレイする「据え置き型」が中心。遊ぶ事は出来ないが前出ファミコンやスーパーファミコンといったメジャーな機器から、メガドライブ、セガサターンなど一部熱心なファン垂涎の実機も見ることができる。また、これまでに発売されてきた家庭用ゲーム機の変遷を知ることができる年表などもあり、当時慣れ親しんだと思しき40代以上の来館者が興味深げに見入る姿が数多くみられるなど人気を集めている。
関連資料を閲覧可能
この企画展では、家庭用ゲーム機を通じて、ものづくりへの関心を高めてもらおうと、図書館という特性を活かし、その開発事情や使われている技術に関連した図書や雑誌を閲覧できるのも特徴。同館スタッフの堀田桃香さんは「実際にゲームをプレイした世代の方は懐かしみながら、未経験の世代は新鮮な気持ちで楽しめる展示なので、ぜひ足を運んでもらえれば」と話している。
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