ランドセルを前に笑顔をみせる現地の子ども達＝提供＝
小学生の時に使っていたランドセルをアフガニスタンに寄贈する「想い出ランドセルギフト」が先月、区内久地にある西高津中学校で行われた。今年７回目となるこの活動を前に、昨年送ったランドセルに対しての「お礼」が現地から初めて到着。関係者は、手掛けてきた事業の意義などを再認識していた。
「途上国の子どもたちが安心して勉学に励めるように」との思いで始まったこの活動。例年、ＮＧＯ団体「ジョイセフ」と西高津中の「おやじの会」「生徒会」が、協力して実施している。
西高津中に通う１年生がつい数カ月前まで背負っていたランドセルを寄贈するこの取り組み。また贈り先となるアフガニスタンの実情について知ってもらおうと「パネル展示」なども行われ、ボランティア意識醸成などにも結び付けている。
活動意義を再確認
とりわけ今年は実施を前に、共催のＮＧＯ団体経由でアフガニスタンからの御礼メッセージが到着。活動を通じ初めて届いた「返信」には、ランドセルを受け取る現地の子ども達の笑顔と、西高津中への感謝のメッセージなどが溢れており、おやじの会の面々も感慨一入といった様子。現地の様子を目の当たりにした清田敦史副会長は「こんな笑顔を見たら元気出ちゃいますよ。この活動をやって良かった」とコメント。また「多様性が重要視される中、子どもたちが日本以外のことを考えるきっかけの一つになれば」と活動の意義を改めて説明すると共に「来年以降も続けていければ」と話していた。届いたメッセージの詳細については同会のホームページ（上記二次元コード参照）で閲覧できる。
回を重ねる「想い出ランドセルギフト｣（写真は過去の様子）
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アフガニスタンからの御礼メッセージが閲覧できる二次元コード
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