小川くにこ県議にインタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載257回 「くにこ」の県庁見聞録 文教常任委員会
くにこ)令和6年度、私は教育や文化財を議論する文教常任委員会に配属されました。第2希望の委員会です。
司会)第1希望は厚生ですね。医療・福祉・介護はくにこさんのライフワークですからね。
くにこ)はい、その通りなんです。でも文教委員会にも度々配属になり、県立高校・義務教育視察も70校以上重ねてきましたから、その積み重ねに新たなキャリアを積んでいきます。
司会)7月委員会のインターネット中継を拝見しましたけど、くにこさんは県立インクルーシブ高校について、よく調査した数字を元に質疑されてましたね。聞きごたえありましたし、職員さん達が、くにこさんの意見に逐一うなずいているのが、面白かったです。発言するのがあれでは楽しいでしょう?
くにこ)ははは!そうでしたか?だって、現実を踏まえて、視察も重ねて、インクルーシブ高校の必要性を語っているわけですから、うなずかざるを得ないでしょう。
司会)インクルーシブ教育って、障害のあるなしにかかわらず、共に学ぶという意味ですよね。
くにこ)そう。義務教育では障害に応じてサポートを受けながら普通級で皆と共に学習するお子さんが大変増え、30年前の6〜7倍です。5〜60年前に個々人の障害に応じた教育を受けられるようにと特別支援の考え方が取り入れられたんですが。今はできるだけ皆一緒に、という考え方にもどっています。
司会)逆戻りですか?
くにこ)全く昔と同じではありません。制度として学んできた経過もありますから、「異なる部分があっても共に一緒に生きられるように、お互いの違いを認め合う」共生社会を目指して、という大きな目的を掲げています。実際は中々難しい部分がありますよね。教員数を増加する、サポート要員を置く、など沢山の工夫が必要になっています。義務教育だけではなく、高校教育にもこれを取り入れているのが本県のインクルーシブ教育実践推進高校です。やさしいお友達ができて幸せな学校生活を送っているお子さんも多々いらっしゃいますから、何とかお子さんや保護者の方々の希望をかなえられるように充実させていきたいと、考えています。教育は福祉と相通じますからね。一人ひとりに向き合う教育を求めて努力いたします。
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11月22日
11月15日