溝口神社(鈴木敬一宮司)であす9月7日(土)と8日(日)に執り行われる「例大祭」。コロナ禍に見舞われ関係者による祭典のみ執り行った4年前から年を追うごとに本来の形式を取り戻してきた地元屈指の風物詩は今年、ようやく催し事をすべて再開する運びとなった。
戦前は近隣の小学校が休校となり、児童全員が参拝する程の規模を誇る地元最大級の祭事として広く親しまれてきた溝口神社の例大祭。だが先のコロナ禍で「お楽しみ企画」が軒並み中止となり、一時は関係者による祭典のみを斎行するなど対応に追われてきた。
その後2022年に関係者の尽力によって「宮神輿渡御」が再開され、昨年からは雅楽や三味線の演奏、出店なども行われたほか、豪華賞品を振る舞う事で知られ毎回長蛇の列ができる「大抽選会」も復活。回復基調が鮮明となっていた。
新しい趣向も
今年はその傾向がより顕著になっており、かつての形式をすべて再開する。さらに例大祭を締め括る「本社宮神輿の宮入り」前には地元ゆかりのプロダンスチーム「KADOKAWA DREAMS」(カドカワ ドリームズ)が境内で華麗なステップを披露するなど、新たな彩りを加え再始動する予定となっている。
「節目の年、参拝を」
溝口神社は明治初頭に赤城社から溝口神社に改名し今年は150年の節目の年。鈴木宮司は「神社の神様は節目、節目の年を迎えることによって力を増すと言われている。(例大祭を契機に)霊験あらたかになった溝口神社にお参り頂ければ」と話している。
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