不定期連載 市民健康の森だより 第159回 助成を活用した「集雨装置」について
私たちは今年度、川崎市市制100周年記念事業の一つ「公益財団法人高原環境財団助成事業」からの助成を活用して保育園や小学校の子ども達と一緒に春日台公園の花壇での花苗植込みや水やりを計画しています。
花苗は購入する苗の費用を支援して頂くつもりです。水やりは春日台公園に水道はありますが花壇からは離れているので子ども達への負担を少なくするのと同時に自然を利用して水を手に入れるわかり易い方法として集雨装置を購入、設置しました。写真を見れば誰にでも原理は一目瞭然です。逆向きのパラソル内の雨水を集めてタンクに貯蔵、下についている蛇口からジョウロへ雨水を移せます。高原財団支援の条件が『自然環境の保全と改善について、地域の子供たちの意識向上を図ること』と謳われていますので、その観点からも水道の水を使うのではなく自然の恵みでもある雨の利用をわかり易い形で子ども達へ伝えられるだろうと考えてこの集雨装置を購入、設置しました。
景観を損ねないよう設置場所にも配慮
原理はとても簡単ですが設置する際にはそれなりに苦労はありました。余り景観を損なわず、降雨を受けやすく、かつ子どもでも安全にアクセスできる場所は中々ありません。結局、入口花壇奥の傍にタンクを設置、集雨パラソルは公園フェンスの外になる位置に設置しました。
集雨装置の水タンク、既に会員は水やりに利用を始めています。水の補給は楽になるのですが気になる所もあります。集雨パラソルの中やタンク上部に枯れ葉などのゴミが堆積し易く、油断すると詰まってしまいます。気に掛けて枯れ葉など取り除く必要があります。自然を利用するのはそれなりに苦労がありますが、それを含めて子ども達に伝えようと考えています。今後、近在の保育園や愛護園などに声を掛けて協力をお願いして行く積りです。
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11月15日