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税理士・FPの高橋さんが解説「103万円の壁」について お金のはなし
Q.配偶者・扶養控除に関する報道が盛んです。
長年税務で話題になっていた「103万円の壁」についてどう考えるのか。税理士として様々な中小企業の方とお付き合いをしていますが、この「103万円の壁」は、雇用する側にとっても大きな課題となっています。毎年のように賃金水準は上がる一方で、税務上の規定は基本変更がありませんでした。結果的に「ひとりの人が扶養範囲内で働くことができる時間」は、年々短くなっています。特に年末近くになると、シフトを組むのに頭を悩ませている経営者や管理者は、少なくありません。
Q.やはり扶養範囲内で働くほうがお得なのでしょうか?
税金や社会保険の負担が少ないことを「お得」と考えるのであれば、確かに扶養範囲内で働くことが良いのでしょう。しかし先々月・先月と続けてお伝えした通り、今、強く問われているのは「売上や給与を伸ばせるような努力をすること」です。その時、とても大切なのは家族間での情報共有と意思疎通です。誰が、どれだけの稼ぎを有していて、今どれくらいの貯蓄があるのか。多少の税金や社会保険料の負担があるとしても、家族全員で働く時間が増える方が結局は世帯収入を増やせることが多いです。税金や社会保険を嫌いすぎて、選択肢を狭めていることはありませんか?まずは「自分の家族は今、どういう状況なのか」について再確認し、これからの家族の運営方針を共有することを強くオススメします。
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11月15日