川崎高津ロータリークラブの会長に就任した 本藤 光隆さん 世田谷区在住 58歳
クラブの楽しさ伝えたい
○…社会奉仕活動を行う川崎高津ロータリークラブの会長に就任した。クラブ入会21年目にして初の会長就任に「自分たちのクラブの魅力を見つめ直し、アピールしていく一年にしていきたい」と意気込みを語る。
○…「今日はわざわざ取材に来ていただきありがとうございます」。ロータリークラブ会長で弁護士という職業から堅い人物像を想像していたが、謙虚で柔らかな語り口に良い意味で裏切られた。長野県で生まれ育ち、早稲田大学入学を機に上京。大学では政治経済学部専攻で、弁護士を目指すようになったのは就職活動が本格化した4年になってから。友人に誘われて偶然取り組んだ司法試験だったが、困っている人の役に立てる弁護士という職業に魅力を感じ、本腰を入れた。猛勉強の末、本人曰く「3回目か4回目で運よく」合格し、正義と自由、公平を表す記章を手にした。今は都内の法律事務所でM&A(企業合併買収)などの企業法務から民事訴訟等、幅広い相談に応じている。
○…20代で結婚し、妻の実家に近い区内下作延で10年ほど暮らしていた。ロータリークラブに出会ったのはその頃。「それまでロータリークラブがどのような活動をしているか詳しく知らなかった」と冗談交じりに笑うが、入ってみるとその温かさや異業種の会員とのふれあいに「すっかり魅了されてしまった」と語る。現在は世田谷区在住だが、その居心地の良さでクラブに在籍。毎週の例会参加も欠かさないという。「一度参加してみればクラブの良さが分かる。私が経験した楽しさをぜひ多くの人に伝えたい」。冒頭の目標もそんな想いから決めたものだ。
○…実は合気道3段の有段者。40歳過ぎから健康のために始めた趣味は「何かあっても落ち着いて対処できる自信につながった」と仕事にも活かされている。「会長に選んでくれたクラブの先輩方、仲間の恩に応えられるよう、一年間精一杯務めていきたい」
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11月22日
11月15日