市政報告 橘樹官衙遺跡群の活用素案明らかに 川崎市議会議員(公明党) ごとう晶一
全国的に貴重な歴史的文化遺産である橘樹郡衙跡(たちばなぐんがあと)(高津区千年)が平成27年3月、川崎市で初めて国史跡に指定されました。これまで貴重な歴史的文化遺産として専門知識を有する学識者、地元町会や保存会のみなさんが協力して保存・活用方法の検討を進めてきましたが、この度、市は「国史跡橘樹(たちばな)官衙(かんが)遺跡群保存活用計画素案」として市民から後世までに愛される計画素案を策定しました。
名称は「橘樹官衙遺跡群」とし、所在地は神奈川県川崎市高津区千年字伊勢山台415番2他48筆等、面積は1万2083・61平方メートルです。
市は今後未来にわたる保存・継承のため、中長期マスタープランを策定。平成30年改定予定の「緑の基本計画」に反映する予定です。
史跡指定地の保存活用には定期的な維持管理と来訪者が訪れやすい環境整備が必要となります。
素案には、史跡への交通アクセスや案内板、駐車場、バリアフリー化などの整備、ガイダンス施設の設置や遺跡群を中心に地域住民が活動、交流ができる場などの整備をしていくことが盛り込まれています。
また、保存・活用・整備事業は住民との連携も重視しています。橘樹郡衙跡史跡保存会との連携や地域活用を図る「(仮称)橘樹官衙遺跡群保存活用協議会」などを設置し、活動内容を検討していくことも今後の予定に組み込まれました。
引き続き、橘樹官衙遺跡群の保存・整備に向けて取り組んでまいります。
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11月22日
11月15日