生田地区町会連合会 50周年記念誌を発行 フルカラーで写真や年表
生田地区町会連合会(佐伯喜世志会長)が今年で創立50周年を迎え、これまでの地域の変遷や自治会活動を振り返る記念誌を今月30日に発行する。A4判で全128ページフルカラーの力作。昨年の9月から編集が始まり1年以上かけてようやく完成した。12月3日の記念式典で配布するという。
同連合会は生田や三田、寺尾台などの生田地区の63自治会から構成される。記念誌は「創立50周年記念事業実施委員会」の記念誌部会が手がけた。
「読んでもらわないと意味がないから、持ちやすさや紙質にこだわった」と話すのは編集責任者の伊牟田浩平さん(75)。大道自治会会長で共同通信社経済部の元記者。
記念誌は「生田町連50年のあゆみ」「町会・自治会の現状」「生田地区の変遷」「生田の郷土史と文化財」「写真で見る生田の風景」の全5章にまとめた。編集上で力を入れたのが写真。昭和初期や中期の街並みと現在の街並みが比較できるように大きく掲載しているという。
小田急線にも焦点をあてた。「生田地区に生田駅、読売ランド前駅、向ヶ丘遊園駅の3つの駅があるのは、住民運動が積極的に行われたから」と伊牟田さん。当時の懐かしい電車や駅の写真も数多く掲載し、鉄道とともに発展した変遷を紹介している。
伊牟田さんは「生田地区は昔から地域ぐるみで子どもを育てる風土があった。子どもや若い世代に読んでもらい、生田地区に親しみを持ってほしい」と話している。
佐伯会長は「昔は山あいの村だった生田が、50年経って今の姿になった。記念誌を見ると懐かしさが込み上げてくる。ぜひ多くの世代に記念誌を読んでもらいたい」と話している。
記念誌は12月3日にホテルモリノ新百合丘で開かれる記念式典でお披露目される。1千部ほど発行され、各町内会や市役所、区役所に贈られる。
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11月22日