多摩区・麻生区
公開日:2012.03.16
車いすセミナー
乗る人の気持ちになって
多摩区社会福祉協議会は3月10日、福祉パルたまで「車いす体験講座」を行った。ボランティア活動のきっかけづくりを目的に開催している入門講座のひとつ。
12人の参加者のほとんどが車いすを利用するのは初めて。YMCA福祉専門学校の佐々木田鶴子(たづこ)さんが講師を務め「車いすに乗る人は自分の意思で動かせないので不安を感じやすい。常に声を掛けてあげることが大切」と説明。参加者は交代で車いすに乗って、室内で基本的な動かし方を学んだ後、建物周辺の道路で研修を行った。
「乗っている方は結構怖い」「坂道だと力が必要」などの声があがり、実際に体験して初めて分かったことが多かったようだ。
区内から参加した60代の男性は「家族の介護で車いすを使った経験があるが、自己流だったので講座を受けてみた。知らなかったことも多く、勉強になった」と話した。
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