寺尾みどり幼稚園(多摩区寺尾台)で2月8日、防犯教室が開かれ、専修大学の学生グループが寸劇を披露し、園児約300人に誘拐から身を守るための心得を伝えた。多摩警察署が取り組む防犯活動の一環として同園が主催した。
防犯活動に一役買ったのはボランティアサークルSIVのメンバー。司会のお姉さん役とウサギの着ぐるみ姿で登場し、園児たちと「おうちの人に行き先を伝える」「知らない人にはついていかない」などと約束。ウサギが公園で遊んでいるときに知らない人から声を掛けられるという寸劇では、園児たちから「ダメー!」と元気な声があがっていた。寸劇には園児も参加し、お菓子やぬいぐるみを使った誘いを断ったり、大人が手を伸ばしても届かない範囲にいたりと、学んだ心得を生かしていた。
SIVメンバーの島野恵理子さん(2年)は「子どもたちの反応が大きくて、やりがいがあった。元気をもらった気分」と話した。
同園の小塚良雄園長は「子どもたちに防犯の大切さを伝えることは本来なら難しいこと。学生たちのがんばりによって今日は十分に伝わったようだ」と話していた。
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