衆議院が11月21日に解散され、12月2日公示、14日投開票の総選挙に向けて各陣営の準備が進む。神奈川9区(多摩区・麻生区)は民主党公認の笠浩史氏(49)と自民党公認の中山展宏氏(46)、維新の党公認の椎名毅氏(39)の前職3人と共産党公認の新人の堀口望氏(38)が立候補を予定している(24日時点)。
前回の総選挙で小選挙区を制した民主党の笠氏は5期目をめざす。文部科学副大臣や衆院議院運営委員会野党筆頭理事などを歴任。「巨大与党のおごりが出てきた今こそ、安倍政権に対峙出来る強い野党が必要。人口減少の時代を迎える中で人づくりこそが最重要課題。これまでの経験を生かし政権を近い将来再び担う覚悟で行動する」と訴える。
自民党の中山氏は2期目をめざす。証券会社勤務や代議士秘書を経て前回総選挙で初当選。衆議院内閣委員や財務金融委員を歴任。「経済成長の感動と安心をすべての皆さんへ。家計へ地域へと経済の好循環を実現したい。人口変化に応じ、年金や医療、子育てなどの社会保障を構築し、自然災害対策や行政のムダ削減にも取り組む」と主張する。
維新の党の椎名氏は2期目をめざす。弁護士で国会原発事故調査委員会の調査員として従事。前回、みんなの党から出馬し初当選。「本気の改革、道半ば。原発エネルギー政策や復興政策、規制改革、行政改革、地方分権改革など、私にはやり残したことがたくさんある。これからも本気の改革に取り組んでいきたい」と主張する。
共産党の堀口氏は前回も出馬し、初の議席獲得をめざす。県建設連合国民健康保険組合などに従事。党内では9区国政対策委員長。「消費税10%はキッパリ中止。秘密保護法、海外で戦争できる国づくり、原発再稼働など、国民の声を聞かない政治は終わらせたい。子育ても雇用も老後も安心できて希望あふれる日本をつくりたい」と訴える。
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