第18回統一地方選挙の川崎市議会議員選挙と神奈川県議会議員選挙が12日、投開票された。多摩区の選挙区は県議選、市議選とも現職が議席を確保した。市議選では自民党の橋本勝氏(40)がトップ当選を果たし、県議選では自民党の土井隆典氏(55)がトップ当選を果たした。
市議選9議席に13氏
市議選は9議席を9人の現職と4人の新人の13人が選挙戦に臨んだ。
トップで3期目の当選を果たした橋本氏は「限りある財源。現実を直視し、市民の生活にかかる諸課題に全力で取り組む」などと訴えて選挙戦を展開。自民党への追い風も受け、前回選挙の2位からトップに立った。
橋本氏は「手応えのつかみにくい選挙だった。人口減少が進む中、どうやって持続可能な社会を作っていくのか、市民の皆さんには耳の痛い話をせざるを得ない面もあった。現実的なことを訴えてきたことが支持につながった」と話した。
2位は全国的に票を伸ばした共産党の井口氏。5位だった前回選挙よりも1200票以上伸ばした。自民党の吉沢氏と廣田氏、民主党の三宅氏と露木氏、公明党の河野氏と菅原氏、共産党の斉藤氏も手堅く票を集め、再選を果たした。
新人では、維新の党の田倉氏が初挑戦で4500以上の票を集めたものの、議席確保には届かなかった。無所属の井野氏と星野氏、新しい川崎の会の伊東氏は票が伸びず惜敗した。
県議選2議席に3氏
県議選は2議席を2人の現職と新人1人が争った。
トップで5期目の当選を果たした土井氏は、これまでの実績を踏まえて「安心・安全の地域づくり」を訴えて選挙戦を展開。前回選挙よりも700票以上伸ばした。
土井氏は「県民の体感治安という点から地域づくりを訴えてきた。少子高齢化対策には健康寿命や高齢者雇用、中小企業の子育て支援などの施策が重要。票の重さを受け止め、責任と自覚を持って県政に取り組んでいきたい」と話した。
民主党の青山氏は2期目の当選。共産党の新人の塩田氏は思うように票が伸ばせなかった。
多摩区・麻生区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|