「かわさきの安全でおいしい水道水を守る会」(町井弘明代表)が12月3日(木)、「『命の水』裁判とダム問題学習会」を多摩市民館で開催する。ダム問題や水道問題に詳しい専門家を招き、参加者らとともに川崎の水を巡る問題に迫る。
同会は、2015年度末に廃止される生田浄水場の存続活動に取り組んでいる市民グループ。川崎市が06年に発表し、生田浄水場の廃止や同浄水場周辺に点在するさく井の運用停止などを盛り込んだ「水道事業の再構築計画」に対して、「川崎市の自己水源を守る必要がある」と訴えている。同浄水場の廃止によって、多摩区の家庭の水源は神奈川県内広域水道企業団が運用する酒匂川・相模川系に切り替わることになる。同会は「川崎市には自己水源で十分水がある。遠くの高価な水を買う必要はない」としている。
今回の学習会の第1部では「裁判の現状と到達点」を弁護士の穂積匡史氏が話す。第2部では「無駄なダム建設と広域水道の問題点」というテーマで梶原健嗣氏(愛国学園大学準教授)が話す。
町井代表は「ダムの構造、存在について基本から学習し、生田浄水場の必要性を再確認する場にしたい。ダムは土砂堆積で機能不全になるとも報道されている。ダム建設や広域水道を見直さないと自己水源は守れない」と話している。
会場は多摩市民館4階第1会議室。午後6時から。入場無料。申し込み、問い合わせは同会代表の町井さん(【携帯電話】090・7944・5636/【FAX】044・944・5797/【メール】hzc00317@nifty.com)。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|