麻生区などの中学生を中心にした硬式野球クラブチーム「麻生ボーイズ」が、3月26日開幕の「第46回日本少年野球春季全国大会」に神奈川県代表として初出場する。
麻生ボーイズは、県内33チームが出場した昨秋の支部予選で準優勝し、優勝チームの湘南ボーイズとともに県代表として初の「春の全国」に挑む。
麻生ボーイズの奥村剛監督は支部予選を「チームの総合力、全員野球で勝ち取った」と振り返る。一戦ずつ試合をこなすごとに成長し、準々決勝でサヨナラ勝ちを収めるなど、チーム一丸で支部予選を勝ち上がっていったという。
チーム一同は今月2日、福田紀彦川崎市長を表敬訪問し、活躍を誓った。「ベンチの雰囲気が一つにまとまり、打線もつながっていった」と善波(よしなみ)力(つとむ)主将(綾瀬市城山中2年)。福田市長は「新たな歴史をつくってもらった。全国では、練習や努力の成果を発揮してほしい」と激励した。
バッテリー軸に守備でリズム
チームが得意とするのは、エースの菊地淳之介投手(はるひ野中2年)、主将の善波捕手らバッテリー陣を中心に、守備でリズムをつくり、攻撃につなげていく野球だ。この冬の間、課題の攻撃力アップにも取り組んできた。
奥村監督は「全国でも守備でリズムをつくり、勝機を見出していきたい。まずは、初戦突破をめざし、1試合でも多く経験させてもらえれば」と話す。善波主将は「一戦必勝で頑張っていきたい」と語った。
麻生ボーイズは新体制となり3年目のチーム。前身のチームでは、巨人の元投手、桑田真澄さんが会長を務めていた。昨年のドラフト2位指名で千葉ロッテに入団した関谷亮太投手らプロを輩出している。
全国大会は26日から保土ヶ谷球場(横浜市)や都内の大田スタジアムなどで行われる。
|
|
<PR>
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|