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「のらぼう菜」駅グルメに 市とJRが限定メニュー

社会

公開:2016年3月25日

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のらぼう菜を収穫する高橋さん=21日、菅野戸呂
のらぼう菜を収穫する高橋さん=21日、菅野戸呂

 川崎の伝統野菜「のらぼう菜」を使った限定メニューが、武蔵小杉駅(中原区)など県内4駅の飲食店で今月22日から販売されている。地産地消を掲げた企画として、市と東日本旅客鉄道(株)横浜支社(JR東日本)が進める試み。販売期間は4月11日までの予定だ。

 商品は武蔵小杉駅北改札外「親父の製麺所」で販売する「のらぼう菜温玉醤油うどん」をはじめ、グレープフルーツ等を加えた飲料(町田駅、藤沢駅)、パスタ(小田原駅)など3種類。1次産業の農林漁業生産から2次の加工、3次の販売を一体化した、JR東日本の取り組み「のもの1―2―3(ワン・ツー・スリー)」プロジェクトの一つとして考案された。

 地域資源を活用した新たな産業を生み出すのが狙いで、「1×2×3=6」の数式にちなんで「6次産業化」とも呼ばれている。市とJR東日本は「このメニューを通して、川崎市内で生産された農産物『かわさきそだち』をご賞味ください」と呼びかける。

 生産者で「菅のらぼう保存会」会長の高橋孝次さん(84)=菅野戸呂=は「保存会を発足した15年前に比べて、地元以外でも生産者が増えるなど広がりつつある。JRや市の協力は非常にありがたい」と手応えを話す。


 のらぼう菜はアブラナ科の野菜で栄養価が高く、甘みが特徴。鎌倉時代に川崎に持ち込まれ、菅地区で古くから栽培されてきた。現在は多摩区のほか麻生区、宮前区、高津区など川崎北部を中心に広がっている。栄養価はビタミンA、Cや鉄分、食物繊維などが豊富。食べられる部分のトウ(花茎)の糖分が高く、アクがないため食材として注目を集めている。高橋さんは「今年は1、2月に雨が降ったため順調に育ってきた。暖かくなってくると収量が増えるので、これから出荷が本格化していく」と話す。

 限定商品の販売は、のらぼう菜の収穫が終わり次第終了する。

「のらぼう菜温玉醤油うどん(税込610円)」=JR東日本提供
「のらぼう菜温玉醤油うどん(税込610円)」=JR東日本提供

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