多摩区ゆかりのアマチュアフォークデュオ「山川こうたろうwith麺鉄音(めんてつおん)」が3月13日、「おやじバンドフェスティバル」決勝の舞台に立ち、準グランプリに輝いた。川崎を拠点の一つに、今後もライブ活動の場を広げていく。
同グループは長尾在住の山川こうたろうさん(51)と、市内在勤歴のある麺鉄音さん(59)の2人組で、多摩区民が運営する「たま音楽祭」の出演者に、今年12月の第6回を含め3回選出。山川さんをメーンに、アコースティックギター2本でフォーク調のオリジナル曲を中心に歌う。溝の口駅での路上ライブや川崎銀座街の音楽イベントなど市内で活動するほか、県外各地の大会にも足を運ぶ。
(株)第一興商が主催する12回目の同大会は、1月から2月の予選会に平均年齢30歳以上の29組157人が出場。グランプリ大会は都内ライブレストランで行われ、予選通過者11組が2曲を演奏した。
5人以上のバンド編成が大半を占める中、唯一のアコースティックデュオだった山川さんらは、スターダスト・レビュー「木蘭(もくれん)の涙」とオリジナル曲を披露。「予選会から上手なバンドばかりで驚いた。決勝では場違いかなと思ったけど、演奏が始まると会場はシーンとなって。逆に目立ってよかった」と、山川さんは振り返る。山川さんのサポート役でコーラスと演奏を行う麺さんは「評価していただき、一歩ずつ階段を上っている実感が持てた」と話す。
学生時代から20年近いブランクを経て、山川さんが再びギターに触れるようになったのは「フォーク居酒屋」がブームだった8年ほど前。行きつけのお店が主催する大会を機に2人は出会い、デュオが誕生した。ソロ活動もする山川さんが4月下旬に発表するCDアルバムには、麺さんが参加している。山川さんは「最近は音楽をやめることも考えていたが、今回の結果が自信になった。今後も大会に挑戦しつつ音楽を続けたい」と思いを語った。
![]() 大会を振り返り、展望を語る2人
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