障害のある子どもたちが出演する音楽と芸術の発表会が、多摩市民館で2月18日に開催される。川崎市の委託を受けて市民提案で行う「磨けば光る多摩事業」の一つ。一般社団法人カナウェル(岩永浩二代表)が企画する講座の受講生たちによる、集大成の場だ。
今回の発表会は「多摩区障がい児の為の夢を叶えるチャレンジ教室」と題した、宮前区の団体「canawell」(カナウェル)による活動の最終回。当日は音楽と絵の二本立てで、受講生が「夢をかなえてドラえもん」の歌とピアノ伴奏、ピアニカや打楽器の演奏を披露。大きな色画用紙を舞台の壁に貼り、講師のギター演奏の音色を聴きながら、感じるままに絵を描く。
この日に向け、障害のある子どもを対象に、同団体が音楽と絵画の無料講座2コースを全5回ずつ、昨年9月から月1回開講。区内在住の小学生と高校生12人が参加した。
同団体では国の助成事業「子どもゆめ基金」を活用し、ダンスやマジック、ミュージカルをプロ講師らの指導のもと実演できる体験型教室を、県内の養護学校を中心に一昨年から実施。これまで1日限りの開催だったが、「複数回コースで受けたい」との要望を受けて今回初めて実現した。
鍵盤楽器を指導した、同団体理事で音楽担当のJENI(ジェニ)さんは「2、3回と日を重ねるごとに受講生との会話もはずむようになり、仲良くなれたのが大きい。保護者とも上達する喜びを共有できた」と手応えを語る。
18日の本番は多摩市民館大会議室で午後1時30分から3時、参加無料。定員150人で入退場自由。
区内の公益活動を、NPOや町内会など提案団体が区に代わり実施する「磨けば光る多摩事業」は、06年度に開始。今年度は公募8団体から、カナウェルとNPO法人多摩川エコミュージアム、丘の上カフェ実行委員会の3団体が選ばれた。
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