生田団地自治会(井上佶会長)の集会所で今月13日、端午の節句に合わせて住民らが製作した「つるし飾り」の展示が始まった。こいのぼりや柏餅など、手づくりの人形が並び、訪れる人の目を楽しませている。
同自治会でつるし飾りの展示を始めたのは4年前のこと。団地に住む佐藤弘子さん(89)が趣味で作っていた「つるし雛」を玄関に飾っていたところ、井上会長が集会所に展示することを提案。それを見た住人から「作り方を教えてほしい」と声がかかり、2年前から佐藤さんが「先生」になって指導を続けている。
現在は6人で活動。毎月2回集会所に集まり、会話やお茶を楽しみながら手を動かす。参加する東海林金子さん(69)は「家の中でも楽しみになっている。普段も先生に連絡したり」と笑顔を見せる。今月初めて参加した太田弘子さん(65)は「不慣れだけれど、1つでも作れたら」、団地外から訪れている鈴木節子さん(81)は「いつも楽しみに、自転車で通っている」と話していた。
端午の節句の展示は今年が初めてで、5月11日までを予定している。佐藤さんは「上手にやろうと思わず楽しむこと。自分たちの健康のために、和気あいあいとやれればいい」と思いを話した。
![]() 恒例になったつるし雛=3月
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