歌手の西城秀樹(本名・木本龍雄)さんが先月16日、急性心不全のため63歳で亡くなった。
西城さんは、子どもの学校の都合などで横浜市に転居するまで宮前区に居住。地域のイベントにも参加するなど、川崎市との関わりも深かった。
宮前区で毎年開催され、今年7回目を迎える「平和のための原爆展」では、第1回から賛同人に名を連ね、メッセージも寄せている。昨年も「ヒロシマ・ナガサキの悲劇を繰り返さないために、広島出身者として私も微力を尽くし、平和を願いながら歌い続けたい(一部略)」との言葉を送っていた。
同展実行委員の田中光雄さんは「賛同人を快く了解していただいた。『広島出身者として絶対に原水爆は認められない』とおっしゃったのが印象深い。本当に気さくな方だった。今年も改めて依頼にうかがうつもりだったのに残念」と胸中を語る。
西城さんの子どもと自身の孫が同じ小学校だったことから、西城さんが宮前区在住当時は毎年暮れの餅つきなどで家族ぐるみの交流があった同区馬絹の吉田義一さんは「ヒデキがお酒を持ってきて一緒に飲んだりした。一日消防署長に協力してもらったり、地元にも貢献してくれた。本当に気さくな人だった」と早すぎる他界を惜しんだ。
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