市立日本民家園で9月22日から、国指定重要有形民俗文化財の「旧船越の舞台」が期間限定で公開されている。特別公開は毎年春秋の2回。歌舞伎の舞台装置や大道具を間近で見ることができる貴重な機会だ。
旧船越の舞台は、直径5・4メートルの廻り舞台や花道を持つ本格的な農村歌舞伎舞台。江戸時代末期の1857年に三重県志摩半島の漁村で建てられた。
特別公開では、同園のボランティア「炉端の会」のメンバーが内部を解説。同会の三羽隆史さんは「歌舞伎座にある仕掛けや設備とほとんど同じものが揃っている」、上谷泰正さんは「建築として凝っていて、歌舞伎の舞台としてこんなに大きいものは他にない。ぜひ見てもらいたい」と話す。
公開は10月8日までの土日祝。各日午前10時30分から午後3時まで。要入園料。問合せは【電話】044・922・2181。
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