多摩消防団と多摩防火協会、多摩消防研究会の創立50周年記念祝賀会が11月16日に開かれ、関係者ら約130人がホテルモリノ新百合丘に集結。先人の思いを胸に、次の50年に向けた一歩を踏み出した。
祝賀会は多摩消防関係団体創立50周年記念事業として、実行委員会が企画。現役団員の支援を目指し、今春発足した多摩消防団OB会の吉澤徳重会長が委員長に就き、多摩消防団の井田哲芳団長、多摩防火協会の岸井洋一会長、多摩消防研究会の増田隆会長が副委員長として同事業に携わった。
約50ページに及ぶ記念誌は多摩消防団の増田朝光副団長を会長に、編集部会が製作にあたり、各団体の歴史を一冊に凝縮。祝賀会で配布された。
この日は各団体関係者をはじめ、伊藤弘副市長や多摩区選出議員ほか、区内外から来賓が参加。吉澤委員長は「地域の支援と協力に心から感謝したい。各団体で力を合わせて安全、安心のまちづくりに取り組んでいく」と冒頭にあいさつ。井田団長は「これまでの伝統と実績を胸に、50年を契機に全団員一丸で力を尽くす」、岸井会長は「区民の防火思想の高揚と災害のないまちを掲げ、各機関と協力体制を築く」、増田会長は「事業所の安全を守り、地域社会に貢献できるよう信念を持って取り組む」とそれぞれ思いを語った。
市長表彰として井田団長と岸井会長、増田会長には伊藤副市長から感謝状を贈呈。それぞれ地域密着の団体として役割を再認識するとともに、結束を誓い合った。
稲田から多摩へ
多摩消防署の前身にあたる稲田消防署は1968年春に創立。稲田消防団、稲田防火協会に続き、同年秋には稲田消防研究会が誕生し、72年の区制施行により「稲田」から「多摩」にそれぞれ名称が変更された。多摩消防団は2011年に市内初の機動部隊が誕生。今年4月に区内初の女性団員13人が入団した。
11月20日時点で多摩消防団は170人、多摩防火協会は455会員、多摩消防研究会は56会員が在籍している。
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