意見広告 私たちの町「多摩区」を誇れる町に 自民党川崎市連合支部青年局次長自民党川崎市多摩区第6支部長 上原まさひろ
私の人生の師である廣田健一・川崎市議は、同じ地元の上原國男・元川崎市議より政治理念を引き継いでいます。それが「私たちの町を誇れる町に」という概念です。
私は、この「誇れる」という概念は、単なる「まち自慢・郷土愛」とは異なり、より当事者意識に基づいた「都市に対する誇り(シビックプライド)」に近いものと考えています。東京理科大学・伊藤教授の論文(都市計画論文集/2017年)によると、「質の高い都市環境はシビックプライドを高めるといわれているが、その仕組みは明らかになっていない」とし、他市の事例ではありますが、諸々面白い結果が見られました。特筆すべき点は、中心市街地への評価が高い人ほど地域活動に参加したり、地域社会に責任を持っているという調査結果でした。
人のつながり生む地域活動の中で実感
私は菅町会副会長として、様々な地域活動に参加しています。普段あまり意識しにくいのですが、町会の役員・理事だけでなく、防災の重要な役割を担う各地区消防団、青少年の健全育成に貢献するスポーツ指導員や青少年指導員、子どもからお年寄りまで生活の相談に応じる民生委員、子どもの安全な登下校を守るPTAなど、多くの善意がつながって町が守られています。こういったつながりがある町は防災力が高いとも、地域防犯につながるとも、ひいては健康寿命が長くなるともいわれています。そのつながりを生む方々の多くは地元、あるいはその役割に対する「誇り」をお持ちのようにお見受けします。私自身もそうです。
防災と景観にも関わる都市農業の推進、地域活動の支援など、様々な視点が必要です。その各々の政策の根底に、そこに住む皆様が責任感や誇りを持てるような町づくりという強い目的意識の共有が重要です。
中心市街地とこれにつながる交通整備を
多摩区では、登戸駅周辺再開発も進んでおり、生田浄水場跡地や向ヶ丘遊園跡地の利用も検討が始まっています。一方で、都市計画の約束はなかなか果たされず、当区交通インフラの整備は他区と比べて遅れています。相変わらず開かずの踏切や、朝夕の駅周辺の混雑も多くみられ、ご不便や危険を感じてらっしゃる方も少なくないと思います。
財源は限られているとはいえ、未来への行政の責任として、駅と駅周辺の整備や、駅の能力を最大限活かせるような幹線道路の整備も検討すべきではないでしょうか。
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11月22日