希少難病の心臓病と闘う生後8カ月の野村南美(みなみ)ちゃん=多摩区在住=の心臓移植手術を実現させようと、「みなみちゃん救う会」が発足。施術に必要とされる2億8千万円を目標に、同会は6月13日に募金活動を開始し、広く協力を呼びかけている。
登戸が拠点の「救う会」は両親の野村亮介さん(37)と麻菜さん(32)、亮介さんと30年来の付き合いがある親友の杉山尚也さん(37)をはじめ、有志が5月7日に結成。川崎駅や新百合ヶ丘駅など市内を中心に、街頭で募金活動を展開している。
心臓の筋肉が成熟せず、血液の循環機能を果たさない拡張型心筋症の一種「心筋緻密化障害」を生まれながらに患う南美ちゃん。感染症や合併症の危険性を抱えながら、補助人工心臓を装着して入院生活を続けている。
一刻を争う中、命を救うためには心臓移植しかなく、両親は小児の移植例が非常に少ない国内より渡米を決意。米コロンビア大学付属病院で受け入れが決まったが、医療保険制度が適用されないため、渡航費を含め多額の医療費を必要としている。
「病院の方の助けがなければ抱き上げることもままならない。一日も早く抱っこして、親の温もりを与えたい」と亮介さんは胸中を語る。救う会代表の杉山さんは「友達と遊んだり外で風を感じたり、普通の生活を取り戻してほしい」と思いを寄せる。
募金の振込は、口座名義「ミナミチャンスクウカイ」で川崎信用金庫登戸支店・普通預金3014333。ゆうちょ、横浜銀行の口座も有。詳細は【電話】044・819・8824、サイト(【URL】http://save2525minami.com)。
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