神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2019年6月21日 エリアトップへ

多摩区 ARスポット9カ所に 登戸・遊園駅周辺 「回遊を」

経済

公開:2019年6月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
登戸1号踏切のスポット(下)で、ロマンスカーの写真と解説がARで映し出されたスマホ画面(上)
登戸1号踏切のスポット(下)で、ロマンスカーの写真と解説がARで映し出されたスマホ画面(上)

 多摩区は「登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区賑(にぎ)わい継承事業」として、AR(拡張現実)を使った初の試みを6月15日に開始。両駅や生田緑地の各施設をつなぐ区内9カ所に異なる「ARスポット」を設け、楽しみながら回遊してもらおうという考えだ。

 ARスポットは登戸駅や向ヶ丘遊園駅、登戸1号踏切、生田緑地東口、日本民家園、かわさき宙と緑の科学館、岡本太郎美術館などに設置。各所に掲示されたポスターにある「QRコード」をスマートフォンのカメラで読み込むと、その場所にちなんだ写真がカメラ画面に表示されるなど、独自のコンテンツ(仕掛け)が施されている。

 各スポットには異なるARの仕掛けが隠されている。岡本太郎美術館では、太郎と一緒に写真の「自撮り」ができるARフォトフレームが起動。登戸1号踏切には、1957年から現在までのロマンスカーの貴重な写真と解説が見られるARがあり、小田急電鉄の協力で実現したという。

 区企画課は「スマホを片手に両駅と生田緑地内の施設を歩き回ってもらい、その場所の魅力を感じられる仕掛けを楽しんでもらえれば」と期待を寄せる。区民や地元団体との連携も模索しており、多摩区商店街連合会の安陪修司会長は「商店会への企画提案、要請があれば協力する」と話す。

専用アプリ不要

 ARコンテンツの委託業者、インフォテックス(株)(品川区)は「専用アプリをスマホにインストールしなくても、標準カメラやQRコード読み取り機能を使ってブラウザ上で手軽に楽しめるのが特徴」と説明。同社ではARの利用者数や時間帯、エラーなど各スポットのデータを収集し、今後のサービス向上に役立てるという。

 区企画課によると、同社の解析データをもとにスポットの場所やコンテンツ内容を見直し、今秋以降をめどに改良する予定。8月末までのデータが9月中には区に提出される見通しだ。

 各スポットの設置期間は来年3月31日まで。設置場所など詳細情報は、区ウェブサイトまたは配布中のチラシで閲覧可。

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

多摩区に子育て総合拠点

川崎市

多摩区に子育て総合拠点

25日開所 市内4カ所目

11月22日

インフルエンザが流行期

インフルエンザが流行期

麻生区、川崎区で急増

11月22日

わんわんパトロール始動

多摩区

わんわんパトロール始動

愛犬と共に地域見守り

11月15日

市議と若者が意見交換

川崎市

市議と若者が意見交換

「政治参加意識」醸成狙い

11月15日

佳子さま、緑化祭で川崎に

佳子さま、緑化祭で川崎に

地元中学生と記念植樹

11月8日

「登戸の渡し」復活に沸く

「登戸の渡し」復活に沸く

約70年ぶり 一日限定で

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

  • 10月25日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook