ブルガリア共和国で先月行われたカデット(16・17歳)レスリング世界選手権大会53キロ級で、銅メダルを獲得した登戸在住の根本星来(せいら)選手(17)=日大藤沢高校レスリング部2年=が今月17日、市役所を訪問。根本選手が中学時代まで通っていた専修大学少年少女レスリング教室に所属し、7月の全国大会で上位入賞した4選手とともに、福田紀彦市長に大会結果を報告した。
根本選手は準々決勝で、同級優勝の中国人選手に残り4秒で逆転負け。敗者復活戦を勝ち抜き、3位決定戦ではロシアに逆転勝ちした。根本選手を指導した同教室の木村元彦代表(38)=人物風土記で紹介=は「当時から寡黙に取り組む姿勢が特徴だった。それが結果につながったのでは」と話した。
各階級で準優勝の松山上太郎君(南生田小3)と姉の桜さん(同6)、優勝した関戸香梨奈さん(青葉区・小6)と小川舞さん(長沢小6)の後輩4人を前に、根本さんは「レスリングを続けることが大切。つらいこともあるけれど、踏ん張って練習を続けてほしい。楽しむことが一番」とエールを送った。福田市長は「専修大学のレベルの高さはすごい」と話し、根本選手に「(中国戦では)あと数秒で勝負が決まるという経験ができたのは大きい。来年以降も、さらに上を目指して頑張ってほしい」と力強く語った。
同教室、通称「チームバイソンズ」は専修大学生田キャンパス(東三田)を拠点に、同大レスリング部OBらが子どもたちを指導。競技に加え、楽しく体力向上を目指すレクリエーションのプログラムも行う。
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