多摩区食品衛生協会(小出善茂会長)は11月1日、先月の台風19号で浸水被害を受けたなごみ保育園(菅稲田堤3の9の2/社会福祉法人なごみ福祉会)に衛生用品等の物資を届けた。
台風19号の大雨により、排水路等の処理能力を超えた雨量で市街地が浸水する「内水氾濫」が発生し、多摩区では菅稲田堤3丁目や堰1丁目などでおよそ350件が浸水。三沢川に近いなごみ保育園は、周辺の道路から高さがある園庭を超えて建物内の階段まで浸水した。床下の断熱材や室外機等が被害にあった上、床は全て張り替えになったという。
救援物資は日本食品衛生協会から送られてきたもので、区食協は園内に給食室を持つなごみ保育園を支援先に決定。手洗い石けんやアルコールスプレー、マスク、手袋等が寄付された。「食中毒など『二次災害』を防ぐためにも、消毒が大変だと思う。衛生管理に役立ててもらえれば」と小出会長。同園に自社の豆腐を納めている菅食品衛生協議会の廣田健一会長は「子どもたちの安全な給食のためにも活用してもらいたい」と話した。
同園の菅原依子園長は「まだまだ、あとが大変。衛生関係の支援は初めてなので本当にありがたい」と感謝を表した。
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