多世代交流を掲げ、4月から独自に活動する市民団体「まちプロ中野島」が今月13日、クリスマスパーティーを中野島公民館で開いた。コンサートやしめ縄づくりが企画され、乳幼児から70代まで30人以上が参加。多摩区地域支援課をサポート役に、地域主体の居場所づくりのモデルとして期待が寄せられる。
世代を超えてあいさつ運動や助け合い活動を広めようと、中野島地区で2016年3月に始動した取り組み「中野島多世代つながり愛プロジェクト」。この取り組みから誕生した、交流の場づくりを企画運営するボランティア育成の仕組みが「まち・人・くらしプロモーター」、通称「まちプロ」だ。
国の助成を受け2年半続けた後、自主活動組織に移行した同プロジェクトと同様、まちプロも今春から独自に活動を開始。10人ほどのメンバーが多世代交流の場「中野島ファミリーカフェ」と、健康体操などを行う「ポールdeウォーク」をそれぞれ月2回、定期開催している。
12月のファミリーカフェとして行われた13日は、区内を中心に活動する子育て中の父母による音楽グループ「ワガママSUNバンド」が出演。歌とキーボード演奏を披露した。バンド代表のなかむらなつきさんは「子育てに追われて息抜きできないパパやママに、親子で楽しめる音楽を提供できれば」と話す。
まちプロ代表の高木春世さんは「普段のイベントでも、今回のような子育て世代とシニアが交流できる企画を仕掛けたい。今後はシニア層の集客にも力を入れていく」と語気を強める。
この日は、多世代交流のスポーツ施設を都内に建設予定の(株)ブリヂストンから久米貴博さん、吉田進太郎さんが視察に訪れたほか、多摩区更生保護女性会(太田裕子会長)がまちプロとの連携を模索し、参加した。
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