県立多摩高校出身のシンガーソングライター「yucat」(ユキャット)が、サッカーJ1・川崎フロンターレ公認キャラクター「カワサキまるこ」の歌手デビューをプロデュース。9月30日発売の新曲「青く青く」の作詞・作曲や同曲のミュージックビデオ(MV)をユキャットが手がけた。MVはきょう21日、動画投稿サイトのユーチューブで公開される。
「カワサキまるこ」はフロンターレを応援する妖怪ねこまたとして、(有)ねこのしっぽ(中原区)の内田朋紀社長が制作し5年前に公表したキャラ。ユキャットは昨年8月、等々力緑地「フロンパーク」でのイベント出演を機に、「まるこ」を通じた音楽のコラボ企画を同社に持ち掛けた。2018年から務めるかわさき産業親善大使として「大好きな川崎を歌で盛り上げたい」と強く願い、「まるこ」の歌手デビューに至った。
映像に川崎を凝縮
新曲は川崎市とフロンターレの応援ソングとして曲名や歌詞にチームのイメージを表現。約5分のMVは生田緑地や日本民家園、川崎大師、母校の多摩高など市内各所で撮影した動画をアニメーションの「まるこ」と組み合わせている。このMVを皮切りに「まるこ」はバーチャルユーチューバー(Vチューバー)としての活動を計画。今後はグルメや観光など、多分野で川崎市の魅力を発信していく予定だ。
8月10日には内田社長が「まるこ」のパネルと共に登戸の川崎新田ボクシングジム(新田渉世会長)を訪問。「まるこ」に片思いをしているという同ジムのキャラクター「ショープくん」が出迎えた。この日はユキャット、新田会長ら関係者が一堂に会し、それぞれのプロジェクトに懸ける思いを共有した。
ユキャットは「コロナ禍の今、川崎に元気を届けられたら。いつかこの歌を等々力陸上競技場で、フロンターレの応援歌として合唱してもらうのが夢」と胸中を明かした。新田会長は「川崎を盛り上げるのはジムの使命でもある。これからも協力したい」と語った。
今回のMVや関連情報は、カワサキまるこのツイッター公式アカウント(@maruko_kawasaki)で公開される。
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