RYTHEM再始動しました。今はYouTubeやSNSを中心に私たちの歌声やハモりをお届けしています。この先また、地元である川崎でライブが出来る日を、皆様に直接お会い出来る日を、とても楽しみにしています――。そうメッセージを本紙に寄せてくれたのは、解散から10年を経て、5月21日に活動を再開したシンガーソングライターユニット「リズム」。解散後は「yucat(ユキャット)」としてソロ活動を行い、かわさき産業親善大使を2018年から務めるなど川崎市を拠点にする、「ゆか」こと加藤有加利さん(36)に胸中を打ち明けてもらった。
再始動の発端は今年1月。相方の「ゆい」こと新津由衣さん(35)から「また一緒に始めよう」と声がかかった。「リズムにしかできないハモリ。独特の超音波を感じてもらえたら」。約70ある当時の楽曲を、2人が生声で再び歌う――。一発撮りのノーカット動画を、ユーチューブチャンネルで毎週1曲ずつ配信している。
「解散当時はSNSもなく(ファンに)気持ちも伝えられなかった。自分たちの意思で解散して、また始める。どうしたらこの誠意が伝わるんだろう。毎日のように考えている」。そう語り「10年前に止まった気持ちが動き出す。素敵なファンと一緒に、柔軟に自由に流れるまま進みたい」と前を向く。
リズムは県立多摩高校(宿河原)軽音楽部で、クラスメートだった「ゆい」と「ゆか」が2002年に結成。当時は授業中に歌詞のアイデアを練ったり、学校の前に広がる多摩川の岸辺で歌の練習をしていた。「それが原点。それを今、再びやってる感覚」。翌年、高3でメジャーデビューし、ラゾーナ川崎や川崎市青少年科学館など市内各地でもライブを開催。2011年に解散し、2人はそれぞれ音楽活動の道を歩んできた。
加藤さんはyucatとして「食の祭典」「たま音楽祭」など区内イベントのステージに出演。昨夏に歌手デビューした川崎フロンターレ公認キャラクター「カワサキまるこ」のプロデュースも手がける。「地元川崎の魅力を市内外に向けて、音楽を通じてお届けしたい」
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