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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2021.07.09

中野島商店会の会長に今春着任した
廣田 光治さん
中野島在住 57歳

仲間と結束、この地で挑戦

 ○…生まれ育った中野島で、商店会活動に携わり30余年。「子どもが多くてにぎやか。昔から変わらない、ほほ笑ましい雰囲気」。会員70店を超える組織の新リーダーに就いた。「団結力があって辞める人も少ない商店会。一生懸命頑張っている昔ながらのお店がたくさんある」。横のつながりを大切にし、「みんなに喜んでもらえて、お店が長く続くような会にしたい」と思いをはせる。

 ○…中野島小、中学校出身。思い出といえば、活気にあふれていた商店会行事だ。野球にカラオケ大会、潮干狩りや温泉旅行もあり親子で参加。「家族ぐるみで同世代が多く、仲が良かった」。法政大学第二高校を経て「商人だから役に立つかな」と、大学は経済学部商業学科へ。会社員として金融業界に就職したが、26歳のとき父親が他界。幼少から手伝っていた家業の豆腐店を継ごうと決心した。「不安はなかった。やると決めたらやっちゃう性格でね」

 ○…当初、菅で豆腐店を営む伯父の廣田健一さんにアドバイスを受け、店を切り盛り。商店会活動に顔を出すと「優しく迎えてくれた」。やがて得意先の大手スーパー等が自社ブランドを扱うように。売上縮小の中、40歳のころ居酒屋「豆でん」を開業。「3年でダメだったら仕方ない」。チャンスと割り切り、メニューも2倍、3倍と増やした。「地元の友達もたくさん来てくれて。本当にやってよかった」

 ○…消防団に30代から10年所属した後、中野島町会の消防部も担当。中野島小ではPTA副会長を3年、会長を2年務めた。「あちこち顔がつながって、仲間同士でお互いのお店に行ったりする」。商店会行事も計画を進め、近隣の事例を見て勉強中。「コロナが落ち着いたら、新しいことにもチャレンジしたい」

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