登戸土地区画整理事業で整備が進む「登戸2号線」の道路空間利活用について意見を募ろうと、川崎市は9月22日から26日、体験会を開催。道路形態に関するアンケート調査を来場者に行い、650件が集まった。
小田急線西側の都市計画道路にあたる2号線の一部を会場に、店舗や住宅が建つ民地と車道の間にある歩道スペースのあり方について調査。歩行空間と憩い空間の幅を一定にする案と、車道を蛇行させて憩い空間を交互に設ける案の2案を設問に盛り込んだ。登戸駅・向ヶ丘遊園駅周辺の印象や期待していること、出店してほしい業種などについても質問。市担当者は「アンケート結果や沿道権利者の意見を踏まえ、安全性の確認などの社会実験を段階的に行って道路形態を決めていく」との展望を示す。
会場では道路空間の利活用イメージを体感してもらおうと、キッチンカーや多摩図書館リユース本の本棚、ハンモック、ベンチなどを感染対策のもと設置。23日、区内から息子の京弥君(3)と訪れた中曽根千景さん(41)は「SNSで見つけて来てみたが、2号線は初めて知った。一息つける休憩スポットやカフェができたらうれしい」と感想を話した。
土日は、多摩区商店街連合会主催のトイドローン無料体験ブースと、のぼりとゆうえん隊主催のまちなかマッピングのブースも設けられた。
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