きょう10月1日から12月28日までの平日、多摩区役所1階の水槽に展示される黄金ナマズ「たまずん」。年末には、約9カ月ぶりに元々の住み家・二ヶ領せせらぎ館(宿河原)に戻ってくる。同館を運営するNPO法人多摩川エコミュージアム(松井隆一代表理事)らは、大きな水槽でたまずんを迎えようと、「たまずん基金」として募金活動を開始した。
たまずんは昨年6月に多摩川で釣れたナマズで、川崎河川漁業協同組合が同館に寄贈。今年4月からは川崎水族館カワスイ(川崎区)で企画展示も行われた。当初の体長は50センチほどだったが、1年半で62センチに成長。せせらぎ館の水槽は幅90センチと小さく、新たに幅150センチの水槽購入を目指す。
募金活動はウェブ上のクラウドファンディングとせせらぎ館で行い、目標は80万円。クラウドファンディングでは1000円から3万円まで、記念グッズや寄付者名プレートなどの返礼品を用意する。毎週土日には同館前で宣伝活動を行い、現金での寄付や少額の募金も受け付ける。活動をけん引する同NPOの流田克己さんは「まずは区役所で、たまずんの可愛さを知ってもらえたら」と話している。
募金期間は12月25日まで。詳細は同館ウェブサイトか、ツイッターの「たまずん通信」。
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