多摩区・麻生区 文化
公開日:2022.02.04
流派超えた作品91点
市茶華道協会、催し盛況
川崎市茶華道協会(伊藤紅華理事長)が主催する「いけ花と茶の湯の会」が、アートガーデンかわさき(川崎区)で先月21日から3日間行われた。延べ約900人が訪れ、花々を観賞した。
流派問わず、会員ら91人の個性豊かな作品を展示。季節先取りの梅や桜、ロウバイやボケの枝を用いた生け花などが並び、会場には花の香りが漂った。来場者からは「(感染が不安で)出掛けようか迷ったけれど、来て癒やされた」などの声も聞かれ、伊藤理事長は「ためらいもあったが、会員や関係者の後押しで開催できた」と安堵の表情を見せた。
今年5月18日からは、「神奈川県華道展」が川崎市コンベンションホール(中原区)を会場に開催される予定。伊藤理事長は「植物や自然界にあるものに触れ、原点に戻れる伝統文化の魅力を若い世代にも継承していきたい」と話している。
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