多摩区役所1階アトリウムで障害者施設の活動紹介や作品展示を行う「パサージュ・たま」。運営委員会は今年4月から、月1回の開催頻度を2回に増やし、展示や販売の機会を拡大している(8月を除く)。
同事業は障害への理解を深めてもらおうと、2008年から継続。現在は20団体が連携する。コロナ禍で中断した期間もあったが、出展団体数を縮小するなど感染対策を講じながら続けてきた。
同運営委員会の金田圭二委員長=人物風土記で紹介=は「障害者の方々が作った作品に触れる機会を増やしたい」と、多摩区ソーシャルデザインセンター(SDC)での常設展示・販売も打診。約4カ月間の試行期間を経て、今春から本格始動している。出展団体は1カ月ごとに入れ替え、常時6〜7団体が作品を並べ販売。作品はマスクケースやブレスレットなど多岐にわたる。
SDCの荒川有美さんは「リピーターも多く、作品を買うために立ち寄ってくれる人も多くいる」と語る。区担当者も「問い合わせも増えて、定着してきていることを感じている」と現状を話す。
SDCは平日午前10時から午後4時まで。アトリウムでの次回開催は9月で、6日(火)と8日(木)午前10時半から午後1時半までを予定している。問い合わせは区地域ケア推進課【電話】044・935・3228。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|