第20回を迎える「たまたま子育てまつり」の実行委員長を務める 山本 泰子さん 菅在住 57歳
共に楽しみ、育ち合う
○…たま区で子育て、 つながりの場――。20年目の子育てまつりを9月18日に控える。実行委員は新たなメンバーも加わり11人。コロナの影響で3年ぶり、委員長としては初めての開催だが「参加団体はいつもの方々。ここからリスタート」と前を向く。当日の運営を手伝うボランティアは学生も多い。「せっかくだから一緒に楽しんでほしい」。イベントに携わる一人ひとりを思いやる。
○…菅保育園に菅小、菅中と、生まれも育ちも菅。地元で3兄弟の子育てをする中、菅小や南菅中の図書ボランティアを担ってきた。2019年、菅小の読み聞かせグループ有志「ゆかいな仲間達」の一員として子育てまつりに参加。休憩所のそばで、たくさんの親子が絵本や人形劇を楽しんでくれた。運営側で臨む今回。コロナ禍もあり、さまざまな場面で工夫を凝らす。「イベントが少なかった今の子育て世代。行き先がなくて大変だと思う」。今できる交流の形を思い描く。
○…高校の演劇部では手話を学び、多摩区の手話サークルに通った思い出も。明治大工学部に進むと、生田キャンパスでロボットサークルや合気道に打ち込んだ。母親になってからは、ママさんバレーでもコミュニティを広げた。最近では菅町会女性部長や菅高校のPTA会長を歴任。「誰かのためになるなら、誘われたら受けるようにしている」と笑みを見せる。
○…三男が18歳で成人を迎えたが、「今ももちろん子育て中。彼らが笑っていられるようにできることはする」ときっぱり。6年ほど前から、学童保育の手伝いもしている。「同じような日々の繰り返しだけど、成長は一瞬で今しかない。共に楽しみながら、気分転換できるような手助けを地域でできたら」。子育て世代にエールを送る。
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12月20日