川崎市多摩老人福祉センター(中野島)で9月14日、毎年恒例の一大イベント「敬老のつどい」が開催された。「ハッピートーク&ライブ みんなが主役 人生に夢と感動と絆を」と題し、高齢者50人が来場した。
冒頭、同センターの笹野康裕所長は「楽しんで、元気を回復する一助になれば」とあいさつ。「歌う坂本龍馬」のキャッチフレーズで、全国各地の病院や福祉施設でギターの弾き語りを続ける松尾貴臣さんがステージに登場した。会場は土佐の海をイメージし、青色のテープや魚が泳ぐ装飾を同センター職員が施していた。
和服姿の松尾さんは、中島みゆきの『糸』でライブをスタート。『川の流れのように』『上を向いて歩こう』『なごり雪』など懐かしの名曲を披露した。自身が作詞・作曲したオリジナル曲も熱唱し、2030年に出身地の長崎県で「稲佐山凱旋ライブ」を行うことを宣言。「8年後、みなさんと長崎で再会したい」と呼びかけていた。
合唱曲『翼をください』では、マスク姿のまま小さな声で歌を口ずさむ来場者も。敬老のつどいを企画した同センター職員の伊東知之さん=人物風土記で紹介=もサプライズで登壇。松尾さんと『夏の終りのハーモニー』をデュエットし、会場を沸かせた。
参加した松坂多津子さん(82)は「心に刺さるメッセージ性のある歌に感動した。懐かしい曲も多くとても楽しめた」と笑顔。松尾さんは「マスク越しでも舞台上からにこやかな表情が見えてよかった」と振り返った。
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