厚生労働省が定める里親月間に合わせた啓発イベントが10月16日、ミューザ川崎(幸区)で開催された。市の事業を担う「かわさき里親支援センターさくら」(菅)と「NPO法人キーアセット」が主催。「つながりの中で、こどもは育つ」をテーマに、50人以上が参加した。
里親支援機関や市、里親の当事者が連携して企画。認定NPO法人フリースペースたまりばの西野博之氏が講演した後、里親2組を交えたシンポジウムへ。体験談を中心に思いを交わした。
参加者からは「さまざまな立場で関わっている皆さんのつながりを感じた」「(里親制度は)虐待などを受けた子の心が少しでも楽になり、自分の人生の可能性を開いていける一つの手段」といった感想があったという。養子縁組里親を支える「さくら」の責任者・溝部聡子さん=人物風土記で紹介=は「一人の子どもをたくさんの人の力で育てる、地域の中の一人ひとりが子どもの見守り隊、そんな社会にしていきたい」と思いを新たにした。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|