プロボクシング元日本Lフライ級・フライ級2階級制覇王者、黒田雅之さん(36)の引退式が10月18日、後楽園ホールで行われた。ファンが見守る中、プロボクサーとして17年に及ぶ現役生活に別れを告げた。
同じ川崎新田ジムの後輩で前日本Sバンタム級王者の古橋岳也選手(35)と1ラウンドの特別スパーリングを披露。両者がそれぞれの思いを込めて打ち合い、その姿にファンが盛大な拍手を送った。
2階級制覇の証として製作された新品のベルト2本が贈られる場面もあり、黒田さんは「素晴らしい経験、体験をさせてもらい、いい夢を見られた。僕の人生は続いていく。今後は日本チャンピオンだった、世界にも挑戦したねと言える人生を歩んでいきたい」とあいさつ。はなむけとなる10カウントゴングが会場に鳴り響いた。
黒田さんは05年にプロデビュー。全日本Lフライ級新人王、日本同級王者を経て、13年にWBA世界戦、19年にもIBF世界戦に挑戦したが、王座獲得とはならなかった。通算は42戦30勝(16KO)9敗3分け。
今後は現役時代から勤務していた介護施設で働きながら資格取得を目指し、ボクシングの指導にも取り組むという。
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