多摩区地域ケア推進課は、障害への理解と関心を深めてもらおうと約30分間の動画を制作し、5月16日に発表した。
月に2回、区役所1階アトリウムで行っている「パサージュ・たま」。障害者団体や生活・就労支援を行っている障害者施設などが参加し、作品の展示販売や活動紹介などを行っている。クッキーやブックカバーなどさまざまな作品が並ぶ。2008年3月から月1回開催され、22年度から2回に増えた。21団体が参加する「パサージュ・たま運営委員会」から、障害者が作品を作る過程や普段の施設での活動内容を区民に知ってほしいという声があり、区は動画で紹介することを決めた。
今回の動画では、「パサージュ・たま」の紹介や、7団体の活動を紹介。多摩区ソーシャルデザインセンターで展示販売を行っていることも伝えている。
動画は約30分間で、多摩区ユーチューブチャンネルで公開しているほか、「パサージュ・たま」の開催日にモニターを用意して放映する。
同委員会の前委員長で、動画の制作企画に携わった金田圭二さんは「障害に対して伝えたいことがまとまっている動画。ぜひ、多くの人にみてもらいたい」と話す。
地域ケア推進課の中山礼子課長は「誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、動画を通じて、障害への理解を深めてもらいたい」と述べた。23年度から24年度にその他の団体の動画も順次、追加で制作していく予定だという。
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