仕事で培った経験やスキルを生かして市民団体などを支援する川崎市の人材マッチング事業「川崎プロボノ部」の、今年度の事前説明会が始まった。地域貢献を考える人と、ステップアップを目指す団体をつなぎ、地域での課題解決につなげたい考えだ。
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市民自治のまちづくりを推進しようと2015年に前身の企画が始まり、17年からスタートした「川崎プロボノ部」。仕事などで身に付けた経験やスキルを持つ人が「プロボノワーカー」となり、運営上の課題解決や活動のステップアップを目指すNPO、市民活動団体、町内会自治会などを支援する取り組みだ。団体側は課題解決につながり、第三者の視点により新たな気付きが得られ、プロボノワーカー側は手応えのある社会貢献ができ、まちへの関心、愛着が深まることなどがメリットとして挙げられている。
町内会など支援強化も
昨年度はプロボノワーカーと運営委員あわせて42人が、市内で活動する9団体をオンラインを中心に支援した。1団体を2〜5人が3カ月間担当し、保育園設立に向けた建物外観の装飾の提案や、NPO法人の会計処理に関する事務業務の効率化などを、現役の会社員がアドバイス。高齢化が進む自治会への広報手段としてのデジタルツール導入方法や、学校の教育内容や児童の活動周知など、情報発信へのニーズも多かった。
これまでの活動を踏まえ、今年度は試行的に対象を町内会、自治会に特化したデジタル化に向けた支援の検討も進めているという。
市の担当者は「プロボノワーカーを経験した人が運営委員に入ってくれたり、勤めながら地域貢献してくれたり、地域に目を向け始めている人が増えたと感じる。市民が市民を支える仕組みが、活動を通して広がっていけば」と期待を寄せる。
オンラインなど
現在、事前説明会を開催中。支援者側の説明会は、6月27日を皮切りにオンラインで4回開催。8月2日(水)は川崎市総合自治会館(小杉3の600)で会場でも実施する。サポートを受けたい団体向けには、7月5日(水)、同会場とオンラインで行う。
詳細は市のウェブサイトを参照。問い合わせは【電話】044・200・2167。
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